プライドが高い部下のトリセツとは?面倒だけど、使い方次第!
2018.5.5

プライドが高い部下への取り扱いに困っている方は多いと思います。仕事はできるけどプライドが高い?仕事もできないのにプライドだけは高い?
仕事を依頼する時には「命令」ではなく「お願いする」自分にはできないけど、キミにはできると思うと言っておだてる。ミスは直接指摘せずに自分で築かせるように誘導させる。
など、プライドが高くちょっと面倒な部下の扱い方についてまとめてみました。是非参考にしてみてください。
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この記事の目次
プライドが高い部下の心理とは?
プライドが高いということは自己評価が高いということ。自分では「デキル人間」だと思っているので、仕事のミスを指摘しても言い訳したり、人のせいにしたりする傾向にあります。
「すいませんでした。以後気を付けます」この言葉ってそんなに言えないもんでしょうかね?
プライドの高い部下に共通して言えることは「根拠のない自信に満ち溢れている」ということ。
経験や実績がないのにしたり顔で仕事に取組み、間違えやミスを指摘したら、ふてくされたり、言い訳ばかりで反省する姿勢を見せないことがあります。こういった態度を正したいと感じるでしょう。
しかしながらこういったプライドだけは高く、中途半端に仕事のできる部下には逆効果です。間違えやミスを指摘した時に言い訳してきたとしても、いったんそこで終わりにしましょう。
本人も認めたくないだけで、自分の失敗はわかっていますし、その失敗を取り返すために、頑張って仕事をすることでしょう。
プライドが高い部下は取り扱いが面倒
1.仕事の結果よりも仕事の過程を評価してあげる
面倒ですが、プライドが高いので「誉め言葉」しか受け入れません。上機嫌で仕事を取り組ませると、仕事はしますので上手に扱いましょう。
2.仕事の結果を褒める時は「みんなの成果」を強調する
プライドが高い部下は上司や先輩から褒められると「自分が頑張った成果」として受け取ります。あくまでも「みんなで一緒に頑張って取り組んだ成果だ」ということを強調しましょう。
3.課題を与えてクリアさせる
プライドの高い部下は仕事において「できない」という言葉は絶対に使いたくありません。ですから、上司として少し高い目標や課題を与えて取り組ませることで、自分にもできないことがあることを自覚させましょう。
プライドが高い部下への接し方は面倒ですが、そんな彼らを操縦するのが上司であるあなたの仕事です。部下の個性を見極めて的確に仕事を進めさせてあげてくださいね。
プライドが高い部下に成長は期待しないで
プライドが高く扱いにくい部下には2種類のタイプが存在します。
1.仕事はできるが、雑務を怠り凡ミスをする
このタイプはいわゆる「天才型」です。常識は通用しません。ですが「仕事だけ」はできます。
ですから、仕事以外のサポート体制を整えてあげれば能力をいかんなく発揮することでしょう。
2.仕事には真剣に取り組むものの詰めが甘く成果を上げられない
このタイプは精神的に幼いため、仕事を教え一人前の社会人として育て上げるには時間がかかります。
失敗やミスを人のせいにしたり、仕事の成功を自分だけの手柄にするようなところがあります。お金と時間をかけて育てても、条件だけであっさりと転職してしまったりもします。
人の意見を素直に聞き入れることができないので、人間的にも成長することがありません。過度な期待はせずに見守りましょう。
ミスは直接指摘しないで、自分で気づくように誘導
プライドが高い部下にミスや間違えを指摘する時は、次のことに気を付けるようにしましょう。
例えば業務上のミスを見つけた時には、本人に直接そのミスを指摘しないようにすることが大切です。
少し面倒ですが、本人にミスを気づかせるようにさせなければいけません。プライドが高い部下は、上司でも先輩でも、自分より仕事ができないと思っています。
もっと言うと、自分以外の全員仕事ができないと思っています。自分が認めていない相手から、仕事のミスを指摘されても、絶対にそのミスを受け入れ反省はしません。
ですから、「○○をもう一度確認しておいてもらえないか?」や、「○○の件は△△でいいんだよな?」と言うようにして本人が間違えに気付くようにしてあげましょう。
プライドが高い部下からの言い訳やごまかしに、うんざりすることもあるかもしれませんがここはぐっとガマンして。
人間性を攻撃するようなことだけは絶対に言わないように。恨みをかってしまうかもしれません。とにかく仕事をスムーズに進めることだけを考えてくださいね。
デキる人間だと思っているプライドが高い部下の鼻はへし折らない
プライドが高い部下は扱いにくい反面、任せ方によっては頑張って仕事をします。
「この仕事は君にしかできない」や「実はこの手の仕事が苦手で…君ならできると思う」と、言ってみましょう。図に乗ってウザいという副産物はついてきますが、気分よく仕事を頑張ってくれることと思います。
また「年上だけど部下」という微妙な関係の時にも、効果を発揮してくれる仕事の頼み方です。
「自分は無能だから年下の上司の元で働いているわけではない」
「会社が自分を正当に評価してくれない」
「転職によって上司が年下なだけでそのうち俺の方が出世する」
そう自分に言い訳をしながら仕事をしているはずです。プライドを傷つけられながら仕事をしているのでこれ以上プライドを傷つけては卑屈になるだけです。少し面倒ですが「仕事をさせる」のではなく「仕事をお願いする」ように接してみましょう。