親の介護は一人っ子だと負担倍増!?介護を乗り切る方法
2018.4.29

親の介護はまだまだ先だと思っていませんか?親はいつまでも元気でいるわけではありません。特に一人っ子の方はその負担も大きく、一人で抱え込んでしまうようです。
介護を乗り切るにはどうすればいいのでしょうか?
介護の負担が大きい一人っ子が介護を乗り切る方法をご紹介します。
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この記事の目次
親の介護問題で切実なのは一人っ子同士の夫婦?
親の介護なんてまだまだ先のこと、そう思っていませんか?
介護問題は前触れなく起こるものであり、あなたの家にも突然降りかかってくるかもしれないのです。
晩婚化が進むばかりか、結婚しない人も年々増え続けています。一生独身でも不思議ではない時代です。焼肉店でも「おひとり様コーナー」があるくらいです。昔とは状況や環境が変わってきているのが現実です。
結婚している方が介護問題が楽とは限りません。一人っ子同士の夫婦だとどうでしょう。夫婦2人でお互いの両親4人の老後を考えなくてはならないですよね。
兄弟姉妹がいればみんなで相談し助け合うこともできますが、一人っ子同士の夫婦は2人で全てのことをするしかありません。これって結構大変なことですよね。
実際に降りかからないとわからないことも多く、戸惑う人が多いのが現実です。
親が元気なうちに介護の話をするのは躊躇してしまいますよね。ですが、元気なうちにこそよく話し合うべき問題なのです。
親の介護は一人っ子だと負担も倍増?
両親ともに健在でいる間は、お互いでなんとか助け合いながら生活していくでしょうが、それでも子供が何もしないという訳にはいかないですよね。
親の介護で一番大変な立場になるのが「一人っ子」ですが、それは、両親の介護だけでなく、祖父母の介護までしなくてはならない場合があるからです。
そうなると、金銭的にも精神的にも、肉体的にも負担が出てくるしょう。一人っ子の場合、ひとりで全て抱え込んでしまう方が多いですし、看病や介護をする中で命に関わる決断を自分でしなければなりません。入院した病院や施設が別々だと一人で走り回る自体にもなりますよね。
介護をすると想像以上に1人で行うことや決めることも多く、本当に大変です。公的サービスも上手に取り入れながら、仕事を辞めないで介護を乗り切るようにしましょう。
一人っ子が親の介護負担を少しでも減らすための準備とは?
親の介護を少しでも減らすには、事前の準備や心構えが必要です。ではどんなことを準備するべきなのでしょうか。
まず確認しておきたいのが介護制度です。介護保険の申請や利用方法について知っておきましょう。また、自分自身がいざというときに休むことができるよう、就労に関わる制度も確認しておくと安心です。
また、介護する上で問題になるのが介護費用です。費用も準備しておきましょう。自分だけでなく、親の資産状況なども調べておくと安心です。不動産や預貯金、また年金支給額なども把握しておきましょう。資産を知っておけば、施設などを利用する場合も計画が立てやすくなります。
介護は1人で抱え込まないことが大切です。親戚やご近所、地域のボランティアなど、いざというとき誰に助けてもらうかを考え、前もって協力をお願いしておくことも大切です。
親の愛情を一身に受ける一人っ子。きっと親子の絆も深いでしょう。誰の力も借りず、全て自分で介護をしたい気持ちになるかもしれません。しかし、お互い良い介護生活を送るためにも、無理をせず、今のうちから親と色々話しておくようにしましょう。
一人で親の介護を抱え込みやすい一人っ子が乗り切る方法は?
介護を乗り切るポイントをご紹介します。
- 実家の市区町村で、在宅介護や介護する家族の相談窓口となる地域包括支援センターに行っておくこと。
- 倒れた時にどうしてもらいたいかの「もしものときのエンディングノート」を親に書いてもらう。
- 早めの要介護認定の申請を心掛ける。
- 公的サービスは積極的に利用し、近所の方やかかりつけ医にも助けてもらうよう、前もって伝えておく。
- 介護状態になっても一人で抱え込まず、仕事は絶対辞めない。
などです。
その中でも一番大切なのが、公的支援サービスです。地域包括支援センターをまず調べ、可能なら親と一緒に行くと安心です。
地域包括支援センターは、12年4月現在で全国に約4,300カ所あります。介護保険法で定められた、地域住民の介護を助けてくれる機関です。介護の疑問や不安を相談する他にも、介護保険を申請もできます。センターには保健師や社会福祉士などが置かれており、専門的な視点からアドバイスを受けることができますので、ぜひ利用してみては?
親の介護と仕事を両立させるには?
介護で問題になるのが、仕事との両立です。親の介護が負担となり、やむを得ず仕事を辞めてしまう方もたくさんいます。
介護で仕事を辞めてしまうことにならないよう、地域のあらゆるサービスをフル活用しましょう。介護をすることに責任を感じている方の多くは、気持ちの優しい人です。親子関係によっては、介護に無関心な人ももちろんいます。家庭の事情にもよりますが、仕事を優先に考えてしまうのは仕方のないことです。
介護が負担になり、仕事を辞めようか悩んだときは、まず上司に相談してみましょう。何か対策を考えてくれるかもしれません。
そして公的サービスもフル活用し、施設への入所も検討しながら、親はもちろん自分にも良い状態で介護ができるようにしましょう。
介護で出費もかさむため、資金を調達するにも大変になります。医療保険も高額医療制度という支援がありますので、どんどん活用しましょう。
介護を見据えて、今から少しずつでも貯蓄をしておくことも大切です。介護保険以外にも、家をバリアフリーにしたり、交通費など多くの費用がかかります。領収書は必ず取っておき、控除や支援を受ける時に提出できるようにしておきましょう。
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