猫の尻尾が震えるのはどんな気持ちの時?尻尾の動き別に解説
2018.5.22

猫は感情が尻尾の動きにあらわれるので、尻尾の動きを見れば今どんな気持ちなのか読み取ることが出来ます。
尻尾をピンと立てるなどよく見る動きもありますが、あまり見ない動きもあります。
立てた尻尾がブルブル震えるのはどういう気持ちなのでしょうか?猫の尻尾の動きはどんな気持ちの時なのかまとめてみました。
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この記事の目次
猫の尻尾が痙攣したように震える理由
猫が電柱や壁などにお尻を向けた状態で尻尾が痙攣したように震えていたら、それはマーキングしているのでしょう。なお、オスもメスも尻尾をピンと立てて痙攣したようにふるわせてマーキングをしますが、オスとメスではマーキングの意味が違います。
・オスの場合
縄張りを主張するためにマーキングをします。外にいる猫だけでなく、室内で飼っている猫にも見られる行為で壁などに尿をかけます。
室内飼いで特に多頭飼いの猫の場合、部屋の至る所にマーキングして自分の縄張りであることを他の猫や飼い主に伝えています。
多頭飼いしている家庭のボス的存在の猫や自己主張する猫に見られる行為で、マーキングしている場所に自分以外の猫が入ると、喧嘩になってしまうこともあります。
・メスの場合
メスは自分の縄張りを主張するためではなく、発情期に多くみられる行為で、フェロモンを付けるためにしています。オスのように尿でマーキングする猫は少なく、自分の体のニオイを付けるのがメスに多いマーキング方法です。
マーキング以外の意味も・・・猫の尻尾が震えるのはどんな気持ち?
猫を飼っている人にとっては常識かもしれませんが、猫は感情が尻尾の動きにあらわれます。
猫が尻尾を上に向けてピンと立てている時は「甘えている時」「嬉しい時」「ご機嫌な時」です。甘えている時なら足元をウロウロしたりスリスリしてくるでしょう。
さらに、尻尾をピンと立てて小刻みにブルブル震えさせる事もありますが、これは甘え・嬉しい・ご機嫌の気持ちが爆発した時と思っていいでしょう。
留守番していた猫が飼い主が帰ってきたときに行うことがあります。これは「帰ってきてくれて嬉しい!大好き!」と表現しているので、しっかりかまってあげましょう。
なお、尻尾を大きくぶんぶん振るときは怒っている時です。結構激しく尻尾をぶんぶん振るので分かりやすいと思います。横になっている時なんかは、床に尻尾をバシバシ叩きつけるような状態になります。
イライラしている時も、尻尾を早く振ります。猫を構いたくても、機嫌が悪い時はそっとしておいてあげましょう。
猫は尻尾で気持ちを表すけど尻尾の短い猫はお尻が震える
猫の尻尾はよく動きますが、嬉しい時とイライラしている時では尻尾の動き方が違います。猫の尻尾の動きをよく観察することで、猫の気持ちを読み取ってあげる事が出来ます。
尻尾をまっすぐ上に持ち上げて立てている時は嬉しい時や甘えたい時です。尻尾をぶんぶん激しく振っている時は怒っている時です。
尻尾の毛が大きく膨らんでいる時は、驚いたときや尻尾の向きによって恐怖や怒りを表現している時もあります。ゆっくりゆらゆらと動かしている時は、リラックスしている時でしょう。
これらは尻尾が長い猫なら分かりやすいですが、尻尾の短い猫の場合は尻尾の動きが分かりにくいので、その分体の動きなどに注意してみましょう。
尻尾の短い猫の場合は尻尾で感情の表現が出来ませんが、お尻を高く持ち上げて小刻みにお尻を震わせている時があります。
食事の時などに見られる行動ですが、尻尾の短い猫も喜びを表現するために尻尾をピンと立てようとしているためです。尻尾が短くてピンと立てることが出来ないので、代わりにお尻を震わせているのでしょう。
尻尾が短い猫は尻尾が長い猫に比べて尻尾で感情を読み取るのが難しいですが、短いながらにも表現しようとしています。少しでも尻尾が動いている場合もあるので、見逃さないようによく観察しましょう。
猫の尻尾の動きには怒りの表現が細かくある
猫が怒っている時は、尻尾を激しくぶんぶん振りますが、大きくゆっくり振っているときはリラックスしている時です。尻尾を大きく振る行為ですが、ゆったり動かすか激しく動かすかでは意味が大きく異なります。
猫が横になってリラックスしている時は、尻尾を大きくゆっくり振るだけでなく、尻尾の先だけゆっくりと動かす事もあります。
ただし、尻尾の先だけを動かしている時はイライラしている可能性もあります。猫が横になってリラックスしている姿をみて、可愛さのあまり抱き着いたり撫でたり構いたくなります。
しかし、リラックスしているのを邪魔されると、尻尾の先を細かく動かしてイライラを表現します。無視してしつこく構うと猫との関係が悪くなったり、引っ掻かれたり噛まれたりする可能性もあるので気を付けましょう。
また、猫が尻尾を左右にしならせるように大きく振るときがありますが、これも不機嫌な証拠です。この時に構うと癖になってしまうので、構わないようにしましょう。
まだまだある!猫が尻尾の動きで気持ちを読み取ろう
・まっすぐに立てる→嬉しい・ご機嫌
嬉しい時や機嫌がいい時は尻尾をまっすぐ立てます。
・立てた尻尾を巻きつける→甘えたい
まっすぐに立てた尻尾を飼い主の足や体に巻きつけるようにしてきたら、それは甘えたい証拠です。
・立てた尻尾が震えている→大好き
まっすぐにピンと立てた尻尾を震わせているのは、大好きという気持ちを表現しています。
・尻尾の先をくるんとさせる→挨拶
尻尾の先を少しくるっとさせるのは猫の挨拶です。仲良くなれるかどうか挨拶してうかがっている時ですので、初めて会う猫の場合は優しく接しましょう。
・床と水平→穏やか・様子見
尻尾が床と水平くらいの位置にあるときは、穏やかな気持ちか周囲の様子を冷静に見ている状態です。
・尻尾の先をパタパタ→興味津々・イライラ
尻尾の先だけをパタパタと動かしている時は、興味があるときやイライラしている状態です。
・ゆらゆら→イライラ
同じ位置や床に付けたままゆらゆら揺らしている時は、イライラしています。
・毛を逆立ててまっすぐ立てる→怒り
毛を逆立てて膨らんだ尻尾をまっすぐに立てている時は怒っている時です。猫同士のけんかや人慣れしていない猫などに近づいたときに見られますが、不用意に近づくと威嚇や攻撃される可能性があるので近づかないようにしましょう。
・毛を逆立てて下げている→恐怖
手を逆立てて膨らんだ尻尾を下げていたり、巻き込んでいる場合は恐怖を感じている状態です。
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