うさぎのお腹をマッサージ。うさちゃんが健康でいられるために
2018.5.24

うさぎはデリケートな動物です。普段から、スキンシップを兼ねて、お腹をマッサージをしてあげてください。
不調をおこさないように、換毛期にはブラッシングをしてあげたり、サプリメントなどで予防してあげることも大切です。
大事なうさちゃんが長生きできるように、飼い主さんはしっかりと体調と環境を、管理してあげてくださいね。
また、ぐったりしていたり、元気がない時には動物病院へ行ってくださいね。
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この記事の目次
うさぎがうっ滞をおこしているならお腹をマッサージをして様子を見てみよう
うさぎの『換毛期』は年に4回あります。換毛期には『うっ滞』を起こしやすいので、飼い主さんはうさちゃんの様子を注意しながら過ごすようにしましょうね。
『うっ滞』とは消化管の運動が、止まってしまう症状のことです。消化管の動きが悪くなったり、止まったりすると、食欲がなくなったり、ウンチが少なくなったりします。
そして、お腹のあたりが張ってきます。こういった症状がみられると、生命にかかわる場合もありますので要注意です。
うさぎを飼うなら『うっ滞』について、知っておかなければなりません。うっ滞を起こす原因は、換毛期に抜けた毛を飲み込んでしまうからと言われています。
うさぎを飼うとわかるかと思いますが、うさぎは暇さえあればグルーミング(毛づくろい)をしていませんか?換毛期には抜け毛が多くなります。
その時、グルーミングによって、抜け毛を飲み込んでしまいます。その結果、消化管のうっ滞を起こしてしまうようです。
うさぎのお腹張ってない?マッサージしながら張りを確認
グルーミングにより、体毛を体内に取り込んでしまうために、うっ滞を起こしてしまうと考えられていますが、原因はそれだけではありません。
通常なら、飲み込んでも平気な量の体毛でも、ストレスやエサの食べ過ぎ、運動不足などにより消化器の働きが悪くなり、うっ滞を起こしてしまうこともあります。
日頃から、飼っているうさちゃんのフンの状態を、確認するようにしましょうね。健康な状態のフンをしていればうさちゃんは元気でしょう。
しかし、食欲はあるのにフンが少なかったり、排便の数が少なくなっているようでしたら、うっ滞を起こしている可能性があります。そんな時はうさちゃんのお腹を優しく触って、張っていないかどうか確認してみましょう。
うさぎのお腹をマッサージする方法
軽いうっ滞なら、飼い主さんがお腹を優しくマッサージしてあげるだけで、改善する場合があります。ですが、うさぎはデリケートな動物なので、少し前まで元気だったのに容態が急変してしまうことがあることを頭に入れておいてください。
うっ滞を起こしていない元気な状態の時でも、うさちゃんのお腹をマッサージしてあげましょう。
うさちゃんとスキンシップを計るためにも、また、元気な時とそうでない時を確認する意味でも、普段からうさちゃんをマッサージしてあげていれば、調子が良いのか悪いのかを的確に判断することができるでしょう。
◎マッサージ方法◎
まず、飼い主さんの手が冷たくないか確認してください。自分の手が冷たいと、うさちゃんの体温を奪ってしまいかねません。自分の手や身体が温かいか確認してから、うさちゃんにマッサージを行ってくださいね。
まずは、背中を撫ぜてあげましょう。うさちゃんが気持ちよさそうに身を任せてきたら、お腹もやさしくマッサージしてくださいね。力を入れる必要はありません。
うさちゃんのお腹を触って、張りや違和感を感じませんか?
元気な状態のお腹と、不調がある時のお腹の違いを感じられることができれば、うさちゃんの体調を管理することができますね。
うっ滞をおこさないように予防策をしっかりと行いましょう
自分の毛を飲み込んでしまうことだけが、うっ滞の原因ではありませんが、うさぎはデリケートな動物なので、できることは行って、不要な不調を招くことを避けるようにしましょう。
換毛期には、こまめにブラッシングをしてあげましょう。やさしくマッサージもかねて、ブラッシングをおこなえばうさちゃんも喜んでくれることと思います。
また、ゲージの掃除も、こまめに行うように心掛けてくださいね。不要なものを体内に取り込んで、不調を招かないためにも予防することが、大事になってきます。
うっ滞を起こしていると気付いて、次の日にはなくなってしまった…なんてこともありますので、うっ滞をおこさないようにすることはとても重要なことです。
うさちゃんとのスキンシップを兼ねて普段からマッサージをしてあげてね
うさちゃんがうっ滞をおこして、調子が悪い時にお腹をマッサージしてあげようとしても、嫌がるかもしれません。
そんな時は、背中や首などからマッサージを始めましょう。うさちゃんがリラックスしてくると、お腹をマッサージさせてくれるかもしれません。マッサージしている時に、うさぎの体温もチェックしましょう。
体が冷えていませんか?体が冷えているとうっ滞をはじめ、調子が悪くなってしまいます。
うさちゃんが嫌がって逃げないのなら膝の上にのせて、自分の体温で温めながらマッサージしてあげてください。
また、グルーミングによるうっ滞を予防するためのサプリメントも色々あります。水を飲ませることも大切ですし、生野菜を食べさせることもうさちゃんの胃腸管理には重要です。
何度も言いますが、うさちゃんはデリケートな動物です。飼い主さんの気遣い一つで、不要な病気や不調から、うさちゃんを守ることができます。
室内の温度管理に気を付けていても、うさぎは冷えることもあります。スキンシップを計るためにも、体調を知るためにも、うさちゃんが喜ぶマッサージを是非習得してくださいね。
- 動物/ペット