オカメインコの病気にいち早く気づこう!下痢は病気のサイン
2018.5.22

オカメインコの病気を早期発見するには、日々のフンをチェックすること。
水っぽいけど水分過多便・多水便や下痢とは違います。でも長く続く場合はちょっと不安。
オカメインコのフンの状態と病気の早期発見について考えて行きましょう。
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この記事の目次
オカメインコのフンの特徴。下痢はやっぱり病気のサイン?
ハトやカラスのフンが落ちているのを見たことがあっても、尿は見たことありませんよね?鳥には基本的にフンと尿の区別のがありません。
鳥は敵に襲われたときでも瞬時に飛び立てるよう、できるだけ体を軽くしておく必要があるのです。効率的に排泄するため、フンと尿は一緒に排出されるようにできています。
オカメインコやセキセイインコのフンは濃い緑色をしていて、多少の水分はありますが粘土のようにコロンとしています。中心に白い部分があり、それが尿にあたるわけです。
健康なオカメインコのフンは、水の状態で出て来ることはありません。下痢と間違えやすいのが「水分過多便」で、ほとんど無色かわずかに黄色味を帯びた水とフンを一緒に排泄するものです。
緑色のフン自体が固形の状態であれば、それは下痢ではなく水分過多便です。糸状にほぐれたフンが水と一緒に出る場合もありますが、緑色のフンが固形を保っていれば下痢ではないと考えられます。
一方、下痢になってしまうとフン自体がドロドロの状態で、病気の可能性が高くなります。
オカメインコのフンの種類は?下痢の他にも気をつけたい異常便
◆下痢
フンが固形をと止めておらず、崩れて水分と区別できないドロドロの状態です。
◆多尿便
白い固形尿も含め、普通のフンと一緒に水分尿も排泄される。ストレスや体力が落ちる換羽が原因のことも。数日以上続き、元気がないなどの症状が見られたら念のため病院に行きましょう。
◆全粒便
食べたフードが消化されずに、そのまま排泄されてしまったもの。筋胃に寄生虫などの異常が起きている可能性があります。
◆黒色便
胃などの上部消化管内での出血が原因の可能性があります。
◆緑色便、緑色下痢便
全体が鮮やかな緑色をしているフンは、亜鉛などの中毒や絶食になっている可能性があります。元気なように見えても急に体調を崩すことが多いので、すぐに診察を受けましょう。
なお、フンの異常を発見して病院へ行く場合には、異常のあったフンを持って行きましょう。
オカメインコの下痢は日々のチェックで病気があっても早期発見
オカメインコをはじめ、鳥は病気で体調が悪くても、それを隠そうとしてしまう生き物です。フンの状態を毎日チェックしておくことは、愛鳥の健康管理にとって重要なことなのです。
特に難しいことをする必要はありません。鳥カゴの掃除のときなどにフンの状態を気にして目視するだけでも異常を見つけることができます。
フードとして与える穀物の種類やペレットなどでも色に違いがありますので、自宅で飼育しているオカメインコのフンが健康な状態ではどんな色か知っておきましょう。
色や形状、水分量などに異常が見られたら、それ以外の体調の変化がないか観察して、気になることがある場合には医師に相談しましょう。
下痢の他にも、栄養をきちんと吸収できていない場合に尿の白い部分が見られない。糖尿では、フンが乾燥したときの表面に粉を吹いたような結晶ができるといった異常もあります。
鳥はデリケートな生き物ですので、極度のストレスや緊張、急な気候変化で体調を崩すことがあります。異常な状態に気づいたら放置しないで早めに病院へ行きましょう。
オカメインコのフンに異常が?元気だけどすでに何かの病気に?
下痢と間違えやすい水分過多便。ストレスなどによる体調不良の他、なんらかの原因で水を飲み過ぎた場合におこることもあります。
夏場、暑さによって多く水を飲んでも水分過多便になる可能性があります。水分過多便をしてもオカメインコが元気であれば、少し様子を見ても大丈夫でしょう。ただ、数日以上続く場合は、なんらかの病気が原因の可能性もあります。
くしゃみや嘔吐、便がお尻から垂れ下がっていたり、お尻が汚れているといった症状がある場合は要注意です。
食欲が落ちるとあっという間に体重が減ってしまうこともありますし、運動量が減ったり元気がないなどの異常を感じたら、すぐに病院で診察を受けるべきでしょう。
下痢よりは深刻度が低いと考えがちですが、まだ発症に至っていないだけで罹患しているかもしれません。体調が悪そうであれば、まずは体を温めてあげましょう。
オカメインコが多尿便になったのは塩土のせい?
オカメインコには穀類やペレットの主食やおやつのフードの他、ミネラル補給のための「塩土(えんど)」があります。塩土とは、ボレー粉や塩を赤土と混ぜて固めたものです。
生き物にとってミネラルは必要な成分であるとともに、摂取し過ぎは返って弊害もあります。塩分が入っていますから、摂りすぎると人間と同様に高血圧や腎臓病などの原因になりかねません。
塩土を食べることで余計に水が欲しくなり、飲み過ぎた結果、多尿便になってしまうこともあるのです。与える場合は常時ケージ内に入れておかず、週に1~2回程度与えるだけで充分です。
硫酸カルシウムを使用して固めていますが、小型の鳥やクチバシの力が弱い鳥は上手く噛めない場合もあるようです。
与えるまえにはレンジや天日などで殺菌して与えるほうがいいでしょう。置きっぱなしにすると雑菌やカビが発生する場合もありますのでご注意を。
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