朝、腹痛で目が覚めることがある。過敏性腸症候群かもしれません
2018.5.12

朝、腹痛で目が覚めることがありませんか?お腹が痛いのに便が出ない、あるいは朝から下痢…こんな不快な症状と共に、一日を始めるなんて、あまり気分がよくありませんよね。
過敏性腸症候群は「腸」に異常はないけれど、腹痛を感じる症状のことをさします。主に、ストレスが原因だと言われています。
普段の生活や食生活、睡眠を見直すことで改善されることもあります。自分で改善できることには是非取り組んでみてくださいね。
スポンサーリンク
こんな記事もよく読まれています
-
-
太ももの外側をストレッチして張りを解消!その方法を教えます!
太ももの外側ってよく張ったりしませんか?実はそれが脚を太く見せる原因かもしれません。 その張り...
スポンサーリンク
この記事の目次
朝、腹痛で目が覚めるのは過敏性腸症候群かもしれません
過敏性腸症候群という病気を知っていますか?小腸や大腸に「病気」と呼べる症状があるわけではないのに、便通に異常が出たり、腹部に痛みが出たりすることが続く病気だそうです。
具体的な症状としては
- 腹痛
- お腹が張る
- オナラが出る
- お腹がゴロゴロする
- 下痢
- 便秘
など、便通や腸に異常が見られます。下痢や便秘などの便に症状がなく、ただ単に腹部に不快感がある場合でも「過敏性腸症候群」の可能性もあります。
様々な原因が考えられますが、腸が動く時の刺激は、普通なら「痛み」として感じることはありません。ですが、自律神経のバランスが乱れていたり、精神的なストレスや、肉体的な疲労により「過敏に反応」してしまうために、おこる症状ではないかと言われています。
特に、朝起きる前に腹痛で目が覚めることがあるようです。こういった症状がある方は、ストレスをためてはいないか、しっかりと眠ることができてるか思い返してみましょう。
朝、腹痛で目が覚めるなんて…よい一日のスタートとは言えませんよね
過敏性腸症候群を発症しやすい人の、特徴があります。
控えめでおとなしく、自分の意見を言うことが苦手な人や、頼まれたら断ることができないタイプの人は過敏性腸症候群を発症しやすいと言われています。
また、自分よりも相手の立場を尊重しすぎる配慮をする人も発症しやすいとされています。他には極度のあがり症の人や、まじめすぎたり、責任感が強すぎたりする人も発症しやすいようです。
ストレスをためやすい人は、要注意ということでしょうか?ストレスを感じないように、生活するのは難しいですよね?
受けたストレスを、しっかりと発散できるように、心掛けて生活しましょう。
朝、腹痛で目が覚めるのはもうイヤだ!
ストレスと上手に付き合うことも大切ですが「腸」の症状ですので、食生活に気を使うことも、症状を改善する方法の一つですよね。
お腹の痛みがあるのに便が出ない時には、なおさら食生活に気を付けましょう。便秘になるということは、消化する力が弱くなっているという証拠です。
よく噛んで食べるようにすることはもちろんですが、腸に負担になるような、脂分の多い食事や、逆に食物繊維の多すぎる食事はなるべく避けるようにしましょう。
ヨーグルトや納豆などの発酵食品を、積極的に取り入れたり、寝る2時間前には夕飯を済ませるようするとよいかもしれません。
夕飯を軽めにして、朝食や昼食でしっかりと栄養を摂るように心掛けてみてはいかがですか?
また、冷たすぎるものを食べたり、カフェインの過剰摂取やアルコールの摂取も過敏性腸症候群を疑われる症状がある人は避けたほうがよいでしょう。
ストレス・食生活・睡眠
「腸」の仕組みについてご存知ですか?腸は「第二の脳」と言われるほど、敏感にストレスを感じる臓器と言われています。
自律神経が乱れているから、ストレスを感じるのか、ストレスを感じるから自律神経を乱すのか、どちらとも言えませんが、腹痛というSOSを身体が発しているのだから改善しなくてはいけませんね。
過敏性腸症候群は、腸自体に悪いところや、異常はありません。ですから、まずはストレスを軽減させて自律神経を整えることが、朝腹痛と共に目覚めるなんて不快な一日を始めないために必要なことだと思います。
友達に愚痴るなどではなく、セラピストやカウンセラーなどの専門家と話すことも、有効だと思います。
また、身体を動かすと、セロトニンというホルモンを分泌します。このセロトニンは、別名「しあわせホルモン」と呼ばれています。ストレスを軽減させたり、自律神経を整える作用がありますから、過敏性腸症候群の症状には効果的ですよね。
朝方お腹が痛くなってしまうから、十分に睡眠を摂ることができていないのではないのでしょうか?
質の良い睡眠を摂るように心掛けることも、過敏性腸症候群の改善には、効果を期待することができます。朝起きた時に胃が痛む症状があるのなら、質の良い睡眠ができていないということかもしれません。
寝る1時間前にはテレビを消し、照明も落として静かに過ごすようにしてから、布団に入るようにしましょう。布団の中でスマホを見るのもNGですよ。
もやもやしていないで気になるなら受診してみよう
特にこれと言った原因や要因がなくとも、人間は腹痛を起こします。お腹の調子が悪いからと言って、心配し過ぎるのもありません。
睡眠中は内臓や、脳などの働きも鈍くなり「睡眠」状態になります。そして、目が覚める2時間ほど前に、臓器は起き出すそうです。その時に胃腸も活動を始めます。
普段は感じないけれど、ストレスがあったり、自律神経が乱れていたりすると、そういった通常の腸の動きでも、過敏に感じてしまい腹痛に繋がってしまうのかもしれませんね。
あまりにも症状が続く場合には気に病んでいないで、病院を受診しましょう。「どこか悪いかもしれない…」と心配することがストレスかもしれませんよ。
- 健康