犬と赤ちゃんが仲良しになるには出会う時期としつけが大切
2018.7.11

犬と赤ちゃんが一緒に寝たり遊んだり仲良くしている動画は、ネットやテレビでも人気が高いですよね。
犬と赤ちゃんはそんなに簡単に仲良しになれるものなのでしょうか?
犬と赤ちゃんが仲良くする秘訣や注意点。赤ちゃんのお守をするのが得意な犬種などをご紹介しましょう。
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この記事の目次
犬と赤ちゃんが仲良しになるには、出会う時期が重要
犬は本来群れで行動する動物です。
そのために、生まれてすぐに「仲間」の存在を学習するのです。
生まれた後、一定期間のうちに一緒にいた相手を仲間であると認識するため、犬ではなく人間の赤ちゃんであっても仲間だと思ってしまうのです。
「犬猿の仲」ということわざは、とても仲の悪い者同士のことを言います。
ところが、犬と猿が一緒に遊んでいるなど仲の良い写真や映像を見たことはないでしょうか。
お互い、本当に小さなときから一緒に過ごしていると、犬と猿であっても仲間だと認識して仲良くできるのです。
しかし、ある程度成長してしまった後では、他の動物を見ても「仲間ではない」と判断してしまうのです。
犬の場合は、小さい頃の経験と、その後のしつけによって人間の赤ちゃんとも「仲間」として良好な関係を気づくことができるでしょう。
犬と赤ちゃんが仲良く過ごすには、出会う時期と、その後のしつけが大きく影響します。
犬が赤ちゃんをぺろぺろ。仲良しは素敵だけど注意すべき点も
犬と赤ちゃんが仲良くしている場面は、とても微笑ましいものです。
ただ、いとおしそうに赤ちゃんの顔をぺろぺろ舐めたりするのは衛生的に問題ないのでしょうか?
獣医師の意見では、犬が清潔に飼われていて、定められた予防接種を正しく受けていれば赤ちゃんに害のある菌などは、ほとんどないと考えてもいいそうです。
という訳で、赤ちゃんが犬にぺろぺろされていても大丈夫。
一応、舐められていたのを見たら、その部分はウェットティッシュなどで拭いてあげるといいですね。
私たちだって犬に手を舐められたら、手を洗ったり拭いたリしますから。
ただ、自宅ではなく飼育環境がきちんと把握できていない犬の場合は、おとなしいからといっても赤ちゃんと接するのは注意した方が良さそうです。
予防接種を受けているかどうか、衛生環境はどうかという問題もありますし、犬が赤ちゃんに慣れていないと、ちょっとした動きや鳴き声で驚いて噛みついたリする可能性もあるからです。
しつけ次第で犬も猫も赤ちゃんと仲良しになれる
犬は飼い主との主従関係を重視して行動します。
きちんとしつけされている犬であれば、その飼い主が大切に扱っている赤ちゃんに攻撃することは通常ありません。
警察犬が指示のあった特定の人間だけを襲うのは、そういった習性を利用しています。
犬ほどきちんとしつけることが難しいと言われる猫でも、成長の中でいろいろなことを学習する能力があります。
子猫は動く物に興味を示し、スイッチが入ると飼い主の足などにも噛みつきたくなることがあります。
しかし、そのとき「ダメだよ」という意味で軽くいなします。何度か噛みつくことがあるかもしれませんが、だんだんと「これには噛みついてはダメなんだ」とわかるようになります。
子猫が母猫の母乳を飲むとき、乳を噛んだりすると母猫は噛んだりせずに乳を与えない行動に出ます。
噛みつくと乳がもらえないことを覚えると、おとなしく飲むようになります。
きちんとしつけして、赤ちゃんに噛みついたりせず仲良くすることはできるのです。
犬がみんな赤ちゃん好きとは限らない。仲良しに見えても実は…?
犬も人間と同様にそれぞれの性格や個性があります。
中には人間の子どもや赤ちゃんが苦手な犬だっているのです。
同じ犬種・兄弟であってもすべての犬が子供好きとは限りません。
人間と遊ぶのが好きな社交的な性格の犬であれば、一緒に遊ぶ子供を喜んで迎え入れるでしょう。
ただ、子供が犬の気に入らないことをしたら吠えたり、威嚇されたりすることはあり得ます。
ところが子供が苦手な犬の場合は、吠えるタイプ以外にも、固まってしまう(動かなくなる)場合や、緊張しながら付き合ったり我慢することもあるのです。
はたから見ると、犬がおとなしくしているようにしか見えないでしょう。
しかし、実は緊張や恐怖から必死に耐えている状態。そこに頭を撫でようと子供が手を伸ばしたら、それに驚いて噛みついてしまうといった行動に出てしまうこともあります。
子供がちょっと悪さをしたり、犬にそんなつもりはなくとも、それで子供がけがをしてしまった場合は咬傷事故ということになってしまうのです。
犬が赤ちゃんを子守するナニードッグ。向いている犬とは
子供の相手をして面倒を見てくれる「ナニードッグ」。
犬種によって向き・不向きがあります。
中でも向いていると言われているのは、次のような犬種が挙げられます。
- パグ
- トイプードル
- ゴールデン・レトリバー
- ラブラドール・レトリバー
- ビション・フリーゼ
- スタッフォードシャー・ブルテリア
- アメリカン・ピット・ブルテリア
もちろん、平均的に向いている犬種というだけですので、個々の性格も見極める必要があります。
性別による違いはあまりないと言われています。
犬に詳しい人なら「おや?」と思うかもしれませんが、スタッフォードシャー・ブルテリアやアメリカン・ピット・ブルテリアは、一般的には闘犬として知られる勇ましい犬。
これは、人間がそうしつけたり、仕込んだりしただけで本来は人なつこい利口な犬なのです。
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