ゼラニウムの育て方!冬越しさせるコツについて
2018.8.26

真夏と真冬以外は花を咲かせて楽しませてくれるゼラニウム。
育て方も簡単なため初心者向きの植物だといわれています。
ゼラニウムを育てていく中で知っておきたいのが、冬越しの方法です。
夏越しもそうですが、特に寒くなる冬の時期はゼラニウムをどう管理すればいいのでしょうか。
夏越しよりも難しい冬越しのコツについてまとめてみました。
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この記事の目次
ゼラニウムの育て方、冬越しさせるコツは?
センテッドゼラニウムを冬越しさせる方法
センテッドゼラニウムが絶えられる最低の温度は2.5℃ほど。霜がおりる前は室内に入れて冬越しさせましょう。
寒害になるとセンデッドゼラニウムは葉がしおれてしまい、じきに枯れてしまいます。
【関東地方より寒冷な地域】
関東地方を基準に考えると、11月初旬には霜がおりはじめるため、10月半ばには室内に入れて管理するといいでしょう。
関東以北や気温が関東よりも寒い地域では、霜がおりはじめる2週間程度前には室内に入れておきましょう。
【関東地方より温暖な地域】
温暖な地域では、霜よけやマルチングによって屋外での冬越しも可能です。とはいえ、もしも急に寒くなったらと心配な場合は室内で管理するのがいいですね。
【地植えでの冬越し】
気温が3度を下回らない場合は、ワラや腐葉土でマルチングをしたり、支柱と透明なビニールで覆いを作る方法などがあります。
鉢のままで地植えすると冬越しで室内に入れる必要がある場合にも作業が簡単になります。春になったら、また鉢ごと地植えができます。
ゼラニウムの夏越し、冬越しの育て方のポイント
ゼラニウムの置き場所で注意したいポイントは2つ。
- 日当たりのいい場所(南、もしくは東の庭)やベランダに置く
- 雨が直接当たらない場所に置く
ゼラニウムは充分に太陽の光を浴びないと花が小さくなったり、葉が黄色くなってしまいます。
ゼラニウムは加湿に弱く、雨ざらしの状態では根元が蒸れて枯れてしまうのです。
- 夏越し
気温が30℃以上になる真夏には、風通しの良い場所に置きましょう。太陽の光が必要とはいえ、真夏の強い日差しでは逆に花がつきにくくなります。軒下で半日陰になる場所がいいでしょう。 - 冬越し
温暖な地域であれば軒下で、寒冷地では室内に入れて管理します。日光と温度の管理が適切であれば、冬でも花を咲かせることがあります。
2月頃の寒さが厳しい時期には、葉が赤く紅葉しますが枯れているわけではありません。
ゼラニウムの育て方、春や冬など季節ごとの水やり方法
- 春
鉢植えのゼラニウムには、土が乾燥してからたっぷりと水を与えます。鉢底から沁み出るくらいにするのがコツです。逆に土が湿っているうちに水を与えると根が腐ってしまうことがあるので、乾燥気味で管理しましょう。 - 夏
春と同様に土が乾燥したらたっぷりと水を与えます。ただ、夏場はみずの蒸発も早いため、朝・夕の1日2回の水やりが必要になります。 - 秋
気温の低下に合わせ水を与える頻度を減らします。土が乾燥してから水やりをするのは同春・夏と同様です。 - 冬
冬はゼラニウムが水を吸い上げる力も弱く、土の表面が乾燥していても内部には水が残っています。土が乾燥して3日ほど経ってから水を与えましょう。
乾燥気味で管理することで少しだけですが耐寒性が増します。寒い時期は、乾燥気味の管理が好ましいのです。
ゼラニウムの育て方。剪定や肥料について
ゼラニウムの剪定の方法
大きく育つ品種のゼラニウムでは、成長とともに全体のバランスが崩れてしまいます。できれば毎年剪定して形を整えましょう。
切り戻す場所は、節の少し上あたり。しばらくすると節から新芽が顔をだします。切る高さは全体のバランスを見て決めていきましょう。
思い切って短めで切り詰めても大丈夫です。切った枝は挿し木にして株を増やすことができます。
ゼラニウムの肥料の与え方
春から初夏、秋には10日に1回程度液体肥料を与えます。ただし、花が咲く時期に肥料を多くすると、花の茎が柔らかくなって倒れやすくなります。その場合は、緩効性の置き肥にしてみましょう。
真夏の株は弱いので肥料は与えず、年に1~2回有機石灰や苦土石灰を適量あたえると元気になります。植え替えのときには元肥に緩効性肥料を混ぜ込んでおきましょう。
ゼラニウムの育て方。植え替えについて
ゼラニウムはもともと南アフリカ原産です。生育環境は日当たりがよく、風の通る場所を好みます。日本の高温多湿な気候は、本来あまり向いていないのです。
ベランダなどに置く場合も、雨がじかに当たらないよう注意しましょう。水が多すぎるのは苦手なので、乾燥気味の管理を心がけます。
真夏・真冬を除いて長く花が楽しめるのがゼラニウムの魅力。また、丈夫で育てやすいので初心者でも安心して育てられます。
逆に、丈夫なので何年も同じ鉢で放置しがちですが、成長の早い植物なので1年でも根詰まりすることがあります。1~2年で植え替えしましょう。
植え替える場合には、一回り大きな鉢にすることで株を大きくすることができます。
「毎年春になったら植え替えをする」と決めておくといいかもしれません。
枯らしてしまうことが少ない反面、手を抜いてバランスが悪いままになってしまいがちなゼラニウム。少しだけ手間をかけて、見栄えの良い株に仕立ててみませんか?
- 雑学