レンジで発酵させるときのコツとは? パンの発酵について
2018.8.31

レンジでパンを発酵させると、とても簡単にできるというけれど…。なんだか発酵させすぎてしまったような?
パン作りで失敗しやすいのが、発酵しすぎてしまったり発酵が足りなかったりすることではないでしょうか?
レンジで発酵させるときには、どのようなコツやポイントがあるのでしょうか?気になるパンをレンジで発酵させるときのポイントを紹介します。
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この記事の目次
レンジでパンを上手く発酵させるには?
パンの発酵にはイースト菌と温度が不可欠です。その温度を簡単に上げてくれるのが電子レンジ!
電子レンジで発酵しやすい温度に保つ事が出来れば、パンを美味しく焼く事が出来るのです。
そこでもっちりと美味しいパンを作るための方法をお教えします。
イースト菌は暖かさと栄養があると発酵します。なので自分でパンをこねるときは、水よりもぬるま湯を使うといいんです。
そこで使用する水とイーストの栄養となる砂糖を混ぜ合わせ、レンジにかけます。これを仕込み水といいますが、レンジで適度に温めることによりイースト菌が活動しやすくなりますよ。目安は500ワットの電子レンジなら30秒弱、600ワットなら20秒を目安にしてください。
仕込み水を作ったら、そこに分量のイースト菌と強力粉を50グラム程度入れて混ぜ合わせます。この時にイースト菌をしっかりと溶かしましょう。
次に残り材料を混ぜ合わせてひとまとめにしてください。まとまったら手で捏ね始めていきます。
しっかりと捏ねたら、またレンジの出番です!いよいよ発酵をレンジで行います。
容器に入れてレンジで加熱。本当ならこの一次発酵には時間を要しますが、レンジなら600ワットで20秒ほどでOK!とっても時間短縮です。
レンジにかけた後は、熱が均等になるように一度捏ねてから分割してベンチタイムを取りましょう。
成形後は暖かい場所において二次発酵を行ってください!後はオーブンで焼いて出来上がり、一次発酵にレンジを使用することで、いつもより早くパンが出来上がります!
レンジで発酵パンを作るときのポイントや目安
パンが膨らまないなどの失敗の多くは発酵が問題点です。逆に発酵が上手くいけばふっくらとした美味しいパンが出来上がる可能性が高いんです。
そこで発酵に適した温度や湿度が重要になります。
温度は30~40度が最適で、湿度は70~80度が最適です。しかしこの条件が揃わないと発酵が進まないわけではありません。イーストの量や時間も関係してきます。
温度が25度程度でも、30度の場合よりも時間をかければ発酵させる事が出来ます。
逆に高い温度なら短時間で発酵が終わるということです。そこでレンジが便利になってきます。
しかし温度を高くして発酵を進ませることは、同時に乾燥も進んでしまいます。湿度が無くては発酵しなくなってしまうので、温度を高く設定をする場合には湿度を管理する事が重要になってきます。
そのため私は発酵をする時には固く絞ったふきんをボウルにかぶせて、その上にラップをかけレンジを利用します。
またパン作りをした事がない方は、どの位の発酵がベストなのかわかりませんよね。
発酵する前と比べて、2倍程度に膨らんでいること、指をパンの生地に差して抜いたとき、パンな穴が勢い良く戻ってくるなら発酵が少ない証拠、穴が空いたままの状態をしばらく保っているのが最適な状態です。
大きく膨らんでいても指を差したときに、パン生地から空気が抜けてしぼんでしまうようなら発酵のしすぎが考えられます。
レンジを使用して発酵する場合も、このようなフィンガーテストを忘れずに行いましょう。
レンジでパンを発酵させたら失敗してしまった…。原因は?
パンの発酵に重要なポイントをお話してきましたが、このどれかが違ってしまうと上手くパンが膨らみません。
レンジで発酵をしたのであれば、発酵のしすぎ?それとも発酵が足りなかった、どちらかに当てはまるかを考えて見ましょう。
フィンガーテストをしたときに、丁度良く発酵が行われていましたか?発酵が足りないと感じたら、少しずつレンジにかけて様子を見る必要があります。
またレンジにかけ終わったときに、表面が乾燥していたなら、湿度不足で発酵が進まなかった事が考えられます。
次に作るときには乾燥しないような工夫をする事が必要となります。
レンジを使用する場合は、レンジにかけすぎてしまうと温度が上がりすぎて、失敗してしまう可能性があります。
発酵が足りないと感じたときは、数秒単位で様子を見てください。丁度良く発酵しているタイミングを逃さない!それが重要です。
レンジでパンを作るときには「強」と「弱」を使いわけよう!
電子レンジには強と弱があります。どうしても上手く発酵が出来ないというときには、コチラを使い分けてください。
まずパンこねに使用するボウルに水または牛乳とバター、砂糖を入れて強で30秒加熱を行います。
レンジから出したら、混ぜ合わせてください。そこにイーストと強力粉を1/3程度入れて混ぜ合わせます。良く混ざったら、残りの材料を入れて混ぜ合わせてくださいね。
このとき菜ばしを使って混ぜてOKです。一塊になるまで混ぜ合わせたら今度は電子レンジを弱にして30秒加熱です。この時乾燥を防ぐために固く絞った濡れふきんを乗せるか、生地に密着させてオーブンシートを使用してもOK。
これで一次発酵が終了!パンを捏ねて分割し、ベンチタイムを取ります。この時も乾かないように濡れ布巾をかぶせることを忘れずに。
成形をした後の二次発酵にもレンジを使うなら、一次発酵と同じように弱で30秒ほど過熱します。
レンジから出して2倍の大きさになっていれば二次発酵も完了です。膨らみが足りないようなら、また濡れ布巾をかぶせて室内で発酵をするまで待ってください。
レンジにパンの発酵機能がないときには?
電子レンジに発酵機能がついている場合には、それを利用する手もあります。その場合、上記の方法に比べると発酵時間が長くなります。
また上記の方法を試しても、やはりレンジでの発酵が上手くいかない場合は、レンジの庫内を利用して発酵をする方法もあります。
コップに水を入れて電子レンジで加熱します。加熱が終わったらそのコップを庫内の端によけて、空いているスペースに捏ね終わったパンの生地をボウルに入れて、レンジのドアを閉めます。
これで湿度があり、発酵に適した場所が完成しているので、発酵が進むはずです。
しかし、30~40分程度発酵に時間が掛かりますので、注意をしてください。
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