母猫の出産後の子育て・食事とは!子猫を育てない母猫もいる
2018.9.14

出産後を終えた母猫は、子猫たちのお世話をするようになります。
子猫におっぱいを飲ませたり、排泄のお世話や子猫たちに寄り添うなどの行動をするようになります。
ですが、母猫の中には子猫を育てずに育児放棄してしまう猫もいるようです。
出産後の母猫はどんな育児をするの?飼い主さんが気をつけるポイントは何?
そこで今回は、出産後の母猫の子育てや食事などの情報をお伝えします!
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この記事の目次
子猫を出産後の母猫の子育てについて
母猫は出産直前になると、警戒心が強くなり攻撃的になります。
落ち着きがなくなり、しきりに床や巣を掘り返すような行動をしたり、排便の姿勢をとったりします。
いよいよ出産が始まります。
こうして痛みに耐え、無事出産を終えるとすぐに子育てが始まります。
出産後、母猫は子猫をどのように世話をするのでしょう。
- 子猫の傍にいる
出産後、数日は子猫の傍から離れることはありません。
体温調節がまだ上手に出来ない子猫が、低体温になるのを防いであげるのです。
- 子猫へ授乳
出産後の母猫は、ほとんどの時間を子猫と過ごします。
そして授乳に多くの時間を使います。
母乳を与えることで、子猫に免疫が付き病気に対しての抵抗力も付いていきます。
- 子猫を舐める
子猫は母猫に舐めてもらうと、心拍や血圧が安定します。
腸の働きも良くなるので、成長を促進させる意味もあります。
- 子猫に親離れをさせる
出産後、3ヶ月~6ヶ月ほどで猫は親離れの時期が来ます。
母猫は子猫を威嚇して、追い払おうとします。
こうして徐々に、親離れをしていきます。
出産後の母猫の食事と子猫の食事について
人間も同じですが、授乳中の母猫も普段より多くの栄養を必要としています。
通常のフードよりも高カロリーな子猫用のフードがおすすめです。
栄養の充実したフードを食べることで、栄養の充実した母乳を出すことが出来ます。
そして子猫に与えることが出来ます。
しかし子猫用のフードは高カロリーなので、継続して与えると肥満の原因になってしまいます。
授乳中など期間を決めて、食べさせるようにしましょう。
子猫に食べさせるのフードですが、母乳を飲んでいる時期は特に用意する必要はありません。
母猫は一度に1匹~9匹くらいの子猫を出産します。
この子猫に授乳するので、小柄な子猫はうまく母乳を飲むことが出来ないことがあります。
きちんと母乳を飲めているか確認してあげましょう。
母乳を吸っているのに、お腹を空かせ鳴くようであれば、母乳がうまく飲めていないか母乳の出が良くない可能性があります。
母乳の出が良くない場合は、子猫用のミルクを与えてあげましょう。
子猫を出産後に異常行動をする母猫もいる
一生懸命に育児をする母猫がいる一方、異常とも取れる行動をする母猫もいます。
出産後の異常な母猫の行動とは、そしてなぜそのような行動を取るのでしょうか。
- 育児放棄
子猫に対して、育児を行わない母猫がいます。
正常な出産後の母猫に見られる子猫を舐める、授乳する、排泄を促す、抱いて温めるという母性行動と呼ばれる行動を行いません。
実は子猫の約20%以下の割合で、育児放棄が原因で命を落としてしまうことがあります。
母猫が育児放棄をする原因として考えられること
- 人間への過剰な愛着
- 何らかのストレス
- 他の猫との接触不足
などの理由が考えられます。
子猫育児放棄されている場合、人間の手で育ててあげる必要があります。
育児放棄の他にも、生まれた子猫を母猫が食べてしまうこともあります。
命を落としてしまった子供や、怪我をした子供を食べる行動は犬や猫には比較的見られることです。
しかし、たくさんの子猫を出産したり、2度目の出産のときなどでも見られることがあります。
母猫のストレスや過度な栄養不足が原因ではないかと考えられています。
まだまだある!母猫が育児放棄してしまう原因
- 子猫の健康状態が良くない
一番多い理由として考えられるのは、子猫が不健康であるということです。
猫というのは、健康な子猫を優先的に育てると言われています。
この理由から体が小さすぎる子猫や、病気を持っている子猫は育児を放棄される可能性が高くなってしまうのです。
- 初めての出産である
今までに出産の経験がない母猫の場合、子猫の扱い方や的確な育て方をまだ知りません。
人間も初めての場合はわからないのですが、母猫も同じです。
このわからないという気持ちから、子猫をどうしたら良いのかわからなくなってしまい、育児を放棄してしまうのです。
- 人間が手伝う
人間と一緒に生活している飼い猫の場合、出産後に人間がいろいろと手伝ったり子猫の育児をしたりすることがあると思います。
そうすると母猫は、自分が育てなくても問題ないと感じ、育児をしなくなることがあります。
出産後の子猫のお世話で人間が気をつけることは?
基本的に、生まれた子猫の世話は母猫が行います。
先ほども説明したように、子猫の傍で低体温になることを防いであげたり、授乳をして栄養を与え、排泄を促してあげたり、子猫の体を舐めてあげたりします。
母猫と同じように、人間から見ても子猫はとても可愛く抱っこしてみたくなりますよね。
しかし生まれて間もない子猫を、人間が抱っこしてしまうと、人間の匂いがついてしまいます。
人間の匂いが付くと、母猫は自分の子供だという認識が薄れ、積極的に育児を行わない傾向があります。
人間が育児放棄へ導いてしまうことがあるのです。
なので、最低でも生後1ヶ月くらいの子猫を抱っこすることはやめましょう。
人間がしてあげられることとしては、母猫の食事の用意やトイレ掃除といった程度でしょうか。
子猫の世話は、母猫に任せてあげるようにしましょう。
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